あるお方、最近お父さんになりました。\r
当然ながら、父親の実感というのはまだないようです。\r
オメメぱっちりの両親から生まれた娘っこ。\r
顔立ちもどこか似ているらしいのですが・・
たぶん美人になるでしょうね。\r
とはいえ、眠っているばかりの姿ですから\
血液型が自分と同じであるというのが\r
我が娘であると信じる最終的な根拠となっているところ\r
宿命というか、「男の悲哀」を感じたりなんかします。\r
血液型というのは両親のどちらかをそのまま受け継ぐと
実にわかりやすく、平和なのですが
そこには遺伝のルールが存在致します。\r
例えば二親ともに「A型」の場合に
「O型」の子供が生まれたりします。\r
五人家族「オールA」となればよかったものの
たった一人「O型」に生まれた姪っ子は
「ねえ、おばちゃんの血液型は?」\r
「Aなの」\r
彼女は生まれて初めて遭遇する\”理不尽”に
言葉を失ったのでありました。
