Totoroの旧婚旅行 後編

夜遅くに、たった一人で遠路はるばるお出ましとは
たぶん何かおありだったのでございましょ。\r

ところがあーた\r
疲れているところに見たものは
ボストンバックの口があんぐりでございます。\r

Totoro母はしばらくの間ただ黙っていたのでした。\r
親不幸なTotoro殿も黙秘で応戦\r
不穏な空気が狭い家の中を流れましてございます。\r

我慢の限界に達したTotoro母は
「どっか行くんかね。」\r
「沖縄!」\r
とだけ返してTotoro殿はカメラを弄んでおります。\r

あや〜っ、まずかねーっ。\r
なしてこうなるかねぇ、こいつら・・おほほ、この二人はっ。\r

そこでとうとうわたくしは『キヨミズの舞台』から飛び降りてしまいました。\r

「お義母さん、一緒に行きません?」\r

Totoroの旧婚旅行 前編

20世紀も終わりの頃でした。\r
沖縄へ行こうということになって夏休みを取りました。\r
といっても二泊三日、なんとささやかではございませんか。\r

ツアーやパックは苦手ときております。\r
思いつきで行動するのがTotoro家の伝統とあらば
嫁たるもの、否やのあろうはずもございません。\r

飛行機とホテルを手配して
旅行費よりも高いカメラを何故か新規購入し\r
「さぁ、明日の朝は出発」\r
とボストンバッグに荷物を詰め込んでいるところへ

「ピンポ〜ン」\r

(夜も遅くに何方でしょう)と不審に思いながら\r
「は〜い」\r
と覗き穴から外をみると・・そこにはぬぁ〜んと!!!

Totoro母の姿が。