まるで格闘技の練習さながらでした。\r
練習内容は次のようなものでした。(空白をEnterとお考えください)
「1.2.3 4.5.6 7.8.9 1.5.9 2.5.8 4.7.1」\r
「4.3.2.3 2.5.8.5 0.7.8.9 3.6.3.6」\r
例えば数字の練習はこのように延々と ” ハノン “ のように行います。\r
日暮し、キーボードを叩くということが\r
ご想像になれるでしょうか、皆様方。\r
” 自分の指で叩いている ”
これは思い込みでございます。\r
“キーボードの方で、こちらの指先に力いっぱい打ちつけている ”
夕方になると、このように感じられて参ります。\r
10指がすっかり痺れている有様では、無理もないことですね。\r
夜中に右の薬指と小指が痛くなって目覚めた日を\
なつかしく思い起こします。\r
ただ一度として、退くことを考えなかったのは
若かったということでしょうか。
