ととろいもの行方

キュッ、ザーッ、ゴボゴボ、ゴトン。\r
そしてガスの音。\r

待つこと20分ほど。\r
Mr.Totoro、満足そうに鍋ごと持って参ります。\r

「ねぇ、ねぇ。できたっ!!」(そーかい。)

「ねぇ、はなこシャンも食べよっ!!」(いらねーよ。)

「ほらっ!!ねーっ、美味しそうでショ?」\r
手にしている片手鍋を得意満面に差し出します。\r

なべ底には皮のすこし剥けたじゃが芋が”3個”
確かに茹で上がっておりました。\r

「・・・・・・・・!!」\r

直径22センチ、深さ20センチほどの
おっきな鍋でありました。

ととろいも

イモ・タコ・ナンキンとくれば、昔から女子供の食べ物。\r
一見ダサイが旨いっ!!
Mr.Totoroはこの手合い、特に”イモ\”が大好物。\r

山かけごはん、そーそ、麦とろってのもありますな。\r
日頃少食な彼が、三膳ほども召し上がるので驚きです。\r

ところが大体において、作るのに面倒なものが多くて始末に負えない。\r
食事が済んで、テレビを観て、さぁ寝床へという段になって
「ねぇ、お腹空かない?」\r
と来るのであります。\r

当然、答えます。\r
「べつに。」(古女房ってこんなものさね。)

「じゃーねぇ、これ食べていい?」\r
少しばかりがっかりした声であります。\r

「いいですよ。」\r
見ると、じゃがいもを3ツ手にしております。\r

「どーぞ。」(古女房って冷たいやね。)

知らん顔のワタクシに背を向けて
Totoro殿は台所に立って行ったのであります。