上善如水

美しい空ですね。\r
日一日昼が短くなって
忍び寄る夕暮れの気配に僅かな焦りが生まれます。\r

修学旅行の学生達が夏服のままで見学している姿が\r
終わりそうで終わらない何かを想い起こさせるのに
それが結局何であるのかわからないことも\
もどかしさの一因なのかも知れません。\r

こんな午後は
昔の歌なぞ聞きながらお茶を淹れましょう。\r

ほんとうにこれで良かったのか?

答えは出ないと知りながら何度もつぶやく問いかけ
飲み込んだ涙は醸造すると致しましょう。\r

そういえば、上等の酒は水の如くとか。