歯医者

10代のころ、かかりつけの歯医者へ行きました。\r
そこは父と息子二人、歯科医は3人でした。\r

「ねぇ、歯医者へ行くから。」と申しますと、母曰く\r
「あそこのね、弟センセ、ベン・ケーシーそっくりなのよ。」\r
「ふ〜ん。」\r

「で、マスクを取るとがっかりなの。」\r
「そっか・・・。」\r

さて、当日のこと。\r
それまではいつも兄センセだったのに
奇しくも弟センセが担当になりました。\r
確かに、長〜い睫毛の、眼のきれいな方であります。\r

「なんだよ、この治療は・・。」\r
「いったい、どこで??」\r

「あの、こちらで・・・・。」\r
「ええっ?誰だい、こんなことしてんの。」\r

「あの、お兄さんのほう・・。」\r
「ったく、しょーがないなぁ。」\r

和製ベン・ケーシーは立腹のご様子なのでした。\r

ワープロ第一号機

人気番組「プロジェクトX」。\r
今週は日本で初めてのワードプロセッサ開発物語でした。\r

日本語にはひらがなと5万語の漢字があって
文字盤にペン型の入力装置という初期のアイデアは挫折します。\r
とても使いづらいというのです。\r

それから、キーボードからの入力に決まりますが
漢字変換が遅いのと不正確なので、使い物になりません。\r

かんきょうおせん → 環境汚染 に20秒を要するのでは
合理的ではありませんね。\r

技術者たちは信念を持って開発を進めますが
そこは企業、組織の都合とぶつかる場面もあります。\r
苦労の連続に見ている側に力が入ります。\r

さて、どうやって壁を乗り越えたかは
ご覧にならなかった方のために、秘密にしておきましょう。\r
再放送かビデオでお楽しみ下さいませ。\r

毎度お馴染みの「泣かせるつくり方」と言ってしまうと
ミもフタもございません。\r
こういうものは素直に感動するのがよろしいのですね。\r

今はただ、感謝の気持ちで入力をしております、合掌。\r