でんわ

人には色々と苦手があるものです。\r
赤いクルマのほかに、嫌な思い出のあるものといえば電話。\r
電話がキライなのです。\r

ところが、Mr.Totoroは電話好き。\r
いつでも、どこでも、なんどでも!!
かけてくるのじゃ〜っ・・ま・ま、それはよい。\r

それは良いが、困ることがあります。\r
電話のかけ方、であります。\r

例えばTotoro殿は朝、先に出勤したとき\r
わたくしの仕度中に電話をくれるのですが

考えても御覧なさいませ。\r

受話器、もしくは受信機を握ったままで
眉を書いているわけではございません。\r
ストッキングを穿いている最中にコール音がし
手にしたら、プンと切れた場合にこちらからかけなおすと話中。\r

遠くから(これは言い過ぎですが)、設置した電話の呼び出し!!
広い家の中を(これまた失礼)駆け回って
受話器を手にするのでございます。\r

なんとなく、というか、ほぼTotoro殿であるとわかっていても\
生理的欲求にこたえるべく、個室に入らんとしている\r
ま・さ・にその時には・・無視するしかナイでしょう。\r

ホッとして、ドアを開けたそのとき\r
「ナンで出んかったんやーっ!」\r
(出られるかそんなモン!!)