桜が見頃でございます。\r
市中は風があって、お花見をするには少し肌寒いのが\r
惜しいことでございます。\r
ただ、雪のちらつく地域もあると知れば、そう贅沢も申せませぬ。\r
先日、朝一番に着信したメールの題名が「明日の水曜日」。\r
「血の日曜日」でも「魔の金曜日」でもないこのタイトル。\r
・・・もしや。\r
しばし目を凝らし、差出人が既知のお方であると判ったときは
安堵に胸をなで下ろしたものでございます。\r
内容をよく読んでみますと
結論としては「あらま」の一言でございます。\r
「花の方でお弁当を抱えて西へ下って来る」という
前代未聞の朗報でございました。\r
・・・これはエイプリルフールとて冗談ではござらぬか。\r
殿中は待つ楽しみで、浮き浮きとした気分の一日が過ぎたのでございました。
