津和野記

天気が良いと宿六が言い出す「どこかへ行こうよ」に乗せられて
山口県は玖珂郡錦町へ出かけました。

彼の地一帯は桜の名所なのですが、藤もツツジも既に花は終わっています。
左手の錦川は時にゆるやかに、あるいは急に曲がりくねって
澄んだ流れに手を伸ばした木々の枝が、ところどころに涼を作っています。

山間(やまあい)の、初夏の陽射しと水底に蠢く命の息吹を感じながら
青葉茂れる街道を「錦川清流線」に添って川を上ると
言葉には限界が有るのだと、改めて思い知らされるのでした。

ただ風の中に居て風を聞き、光の下に立ち光に包まれると
解(ほど)けて自由になった心が躍りはじめます。

さて、食事をしましょう。
そのあとは何処へ参りましょうか。

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元々は「岩日線」と呼ばれ、日原駅まで結ばれる予定であったこの路線は
諸事情により錦町が終点となっています。

錦川清流線に関するサイト一覧
http://search.msn.co.jp/results.asp?FORM=msnh&v=1&RS=CHECKED&CY=ja&cp=932&q=%8B%D1%90%EC%90%B4%97%AC%90%FC

お奨めサイト
http://ww52.tiki.ne.jp/~nishikis/