羅生門

茶坊主、殿中にて茶を煎れながら申すに
「先日さるところで、奥方の齢を尋ねられしが・・・答えられず。」\r
「なんとな。」\r

「その方の仰せでは、七つ、八つ、九つばかり少なく・・・・・。」\r
「して。」\r
「殿のほうも五つ、六つほどは多く見誤りと存知まする。」\r
「それでそなた、いかがいたした?」\r
「ははっ、『そのようなもの』と。」\r

奥方、然々、殿に奏上致せば、殿は
「歳の差、一回り以上に見ゆるは心外。」\r
「その白き髪のせいにて、(髪をこそ)ご成敗遊ばせ。」\r

「なに、そちは染めて、人々を眩ましておろう。」\r
「わらわを変化(へんげ)のごときその云いようは、言いがかりにて。」\r

「思うても見よ、百万石の身分でも役者でもなし。」\r
「御意。」\r
「如何にして年若き妻を娶ることが叶おうものか。」\r
「御意。」\r

「珍念にしかと命じよ、『齢の誤りはその場にて正せ』と。」\r

奥方、茶坊主を吟味
「如何なる魂胆があって『誤り』をそのままにいたすか。」\r
「魂胆など、滅相もございません。」\r
「覚悟の上で申すか。」\r
「誓って。」\r

幾度と繰り返される問答なれど、珍念の真意は藪の中。

めまい

今日は一日暑かったですね。\r
吝嗇な面々ばかりの殿中でも、さすがにエアコンのスイッチを入れました。\r
コンピュータが故障したらそれこそ大損害ですもの。\r

あらっ、ケチっ!!・・・て誰か言ってない?

ところで学校でビデオを鑑賞した学生が眩暈をおこしたとか。\r
「手元がぶれて揺れた画面」を見ているうちに酔ったようで
全く気の毒でございますよ。\r

気の毒といえば、今日の打ち合わせの紳士2名。\r
いずれも50歳いったりきたりの営業マンで、視力に年輪がくっきり。\r
方や眼鏡を外して名刺を眺め、方や眼鏡を掛けて文章を読む。\r

ああ、半世紀の、その蓄積は大きなものなのであった!!
おっとどっこい、足元がふらついて参りましたよ。\r

うふふっ、アタシのは空きっ腹、ごめんあそばせ!!