皆様、『板画』というのをご存じでしょうか。\r
『版画』ではないので、目を懲らしてくださいませ。\r
わたくしと同じ勘違い者のために念を押しますよ。\r
『ばんが』とお読みください。\r
さて、今日は何の日かなぁ、と考えるのが日課になりました。\r
今日が棟方志功画伯の生まれた日だと調べがついたところで
おっ、そうそう、ふっくらした美人画ね。\r
ちょっとまてよ、と過去の日記を点検します。\r
うっかり者の自分は、同じことを書きそうですしね。\r
それで安心した途端に「棟方志功は板画家・・・」の文章を発見し
またまた鞭、じゃない無知に恥じ入りました。\r
『板画』とは、彼が「版画でなければ生まれない美しさ」\r
として昭和18年(17年という説も)から\r
「木版画」のことをこう表現するようになったという話です。\r
オドロキキレナイ、ヨロコビキレナイ、カナシミキレナイ、アイシキレナイ。\r
これが『板画』であると言う画伯の形容からは
限りなく素晴らしいものだという意味は勿論のこと
並大抵でない熱意を感じました。\r
これほどに思い入れる何かを、自分は持っているかしら?
