フォーの顛末

疲れ果てて食卓に戻ったわたくしは
食事を続けようとしても気になって進みません。\r

「どうしよう?」\r
「取れるって!!」\r
「いつよ?」\r
「そのうち・・。」\r
「・・・・・。」(人ごとだと思ってぇ)

腹を決めて、洗面所に再度行き
蛇口を捻りぬるま湯を両手に溜めると
右の鼻にあててゆっくり吸い込みました。\r

ツーンとする刺激は案外と少なめでした。\r
湯は鼻を通って喉へ落ちたようです。\r

じっとしているとと鼻水が流れて出ました。\r
小さなモノがいくつか排水溝へ消えていきました。\r
目からも汗のように水分が流れ落ちます。\r

ホッとして席に戻りましたが、今ひとつ違和感が取れないのです。\r
仕方なくぬるま湯を吸い込んでは同じことを繰り返しました。\r

何度目か、もうわからないくらいになったころ\
突然喉と鼻の境目にあった感触が消え去りました。\r

おおっ、万歳!!