無知を知る

秋の夜長は古典だ!!
と勢い込んでいたものの現実は厳しく
しばらく本から遠ざかっていました。

久しく書物と縁遠くなっていたことの弊害は如実で
すっかり「読み」が怪しくなっています。
正確に言えば、少し前までは知っていたはずなのに
なかなか出てこないのですね。

書けなくても読める。

これは不勉強の言い訳として最後の砦だったのですから
これが怪しいとなればもう大変。

など思ひて書店の平積みを眺むれば
「読めるようで読めない漢字2500」なる文字
こちらを向きて、誘ふやうなり。

迷い無く、購ひたり。

頁の、先に進むにつれ、落ち込みは深くなりぬ。

天晴れ

見事に晴れました。
美しい空を眺めていますと、心も爽やかになって参ります。

この世の、現世の、煩わしいあれこれを取りあえず横に置いて
非日常を手に入れたくなり出かけました。

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弥栄ダムは広島県と山口県の県境にあり、絶景です。
中国山地の西部、冠山、羅漢山に源を発し、瀬戸内海に注ぐ
小瀬川の中流域に造られました。

ダムには、水をいつもきれいな状態にしておくために
台船式の水質保全装置が2台あります。

そのうちのひとつが写真の噴水式のもの。
散水して湖内に流れを起こし
プランクトンの増殖を抑えています。

水面下10m程度の水温の低い水を吹き上げて
最高約30m、50mの範囲に散水しています。

橋の上を通りかかると、丁度散水が始まりました。
噴水は、ほんの10分ほどの間。

心にも虹がかかりました。

http://www.cgr.mlit.go.jp/yasaka/index.htm