4月, 2005 | はなこタッチ

少年易老

若者が自分の主張をする、という番組があって
参加することになったある青年が美容院に行きました。
某国営放送では、髪を染めている様子も放映しました。

できあがりはなかなかおしゃれで
撮影日に着ている服装もそれなりのセンスではあります。

しかし今更ながら気づいたのでした。
少年から青年になる頃の不思議な危うさは
飾り立てることでかえって陳腐になるのですね。

君さぁ、わざわざ脱色してまだらにすることないぢゃん!!
１０年もすれば『自然メッシュ』になりますのに。

新入社員研修の季節到来です。
研修の一貫でやってくる営業の卵たち。
今週になって数が増えたようです。

洗面所からの帰り道、Ｎ嬢は声を掛けられました。

「あの、人材は要りませんか」
「はい、たぶん高度な人材なら」

「・・・・・」
「プログラマーとかシステムエンジニアとかなら必要です」

「インストラクター、居ますけど」
「私の仕事が無くなっちゃいますから」

ドアをノックする勇気が無くて
廊下で待ちかまえていてやっと名刺を手渡ししたとき
現実的な解答に出会ってどんな思いがしたでしょう。

青年よ　営業は廊下でするものではないと
あなたの教育担当は言いませんでしたか?