ブルームーン

姿良し、香良しの佳人である。

ベランダの掃き出し窓を網戸にしておく。
風がそよぐ、かすかに揺れる、時が止まる。

自然には青色系の薔薇は存在しない。
ドイツで1964年に作出されたらしい。
傑作である。

ご存じかも知れないが「Blue Moon」は「珍しい」とか「めったにない」の意味もある。

小説では「赤い月」というのもあったと記憶している。
しかし、歌われるときの月は青いと相場が決まっている。

♪こんなに月が蒼い夜は 不思議なことがおきるよ\

幻想的なアニメーションに惹きつけられた「月のワルツ」。
NHKみんなの歌で放送された。

久々に奥行きのある歌詞だと聞き惚れていたら\
作詞は湯川れい子さんであった。

聴き手に自身のプリズムを発見させるような、見事な職人の仕事である。