水とアブラ 2

大阪へ出張したときのことでした。
京橋の大阪ビジネスパークはビルの高さを157mに揃えてあります。
一度上層階へ上がったら、ちょっとした階の上がり下がりでエレベータを利用するのは効率が悪く
階段を使うことにしました。

しかし、降りるときが問題でした。
右膝が痛むのです。

標準体重の範囲内だから肥満ではないし、40代だからある程度ふっくらしていて当然。
機能の衰えは年のせいで仕方がない。

咄嗟に足にサポーターをした自分が浮かびました。
神経痛のため30年寝たきりだった母方の祖母を思い出しました。

出張から戻って、食事の内容を点検したり生活を見直したり
その他しばらく色々考えていましたが、ある日ついに決断を迫られることになりました。
眠っていてふくらはぎがつる、というとんでもないことが起きたからです。

「はなこに筋肉」宣言がその結果でした。
水分、ミネラルを意識して取ること。
筋肉を増やすこと。

毎日の腹筋と階段の上り下り、軽いストレッチは成果があって
あっという間に引き締まり、目眩が無くなり、腰痛とも縁遠くなりました。

そして、「ブリッジ」をもう一度やってみたくなったのでした。
ヨガを始めた2番目の動機はこれです。
他人の決めた「年齢の基準」に惑わされる必要はない、ですよね??

水とアブラ 1

お客様をご訪問した日、用のついでということで送っていただきました。
恐縮しながらも有り難く同乗し、食事の話になりました。

夜遅くなったときに食べるものが翌朝影響するのは、みな同じなのですね。

深夜は副交感神経優位で胃腸の働きが盛んになります。
夜食は消化吸収されやすいところへ、脂っこいものを選んでしまいます。
これを理性でとめることは、簡単ではないようです。

脂と糖分は、人間が美味しいと感じるものだからなのです。

もう4〜5年も前になりますか、脂の思い出があります。
当時、粗挽きソーセージを毎日食べていました。
最初は1袋を茹でて、4本を食べ、残り3本を夫が食べます。

翌日2袋をテープで縛ってあるものを買ってきて、夜3本だけを食べます。
そして明くる朝、4本を食べます。

熱々の、炊きたてご飯とは絶妙な組み合わせでした。

しばらく朝・昼か朝・晩で7本というローテーションだったのですが
ある日、朝食で一袋平らげてしまいました。

それから数日この状態が続いて、眉の中に赤い湿疹が出ているのに気づき
ソーセージはやめました。
しかし、すでに遅しでした。
要求は他のものへ向かいました。
コンビニやスーパーで売っているサンドイッチ、カツサンド、ハンバーガー、お好み焼き。

以前に膵臓の調子を悪くしてから10年余が経過し、数値も回復していたので
元気なのだと思いこんでいたのでした。