動機

自分のなかで「吉永小百合事件」と呼んでいる出来事があります。

もう随分前のことですが、男性週刊誌で読んだ記事です。
土曜日か日曜日に近くのお好み焼き屋に行き
オーダーしたものが出てくるまで待ちながら、つらつら眺めていました。

40代の後半から、何を思ったのかプールに通っていて
地味な、目立たない格好で出かけては何キロも泳ぐ日々であった。
今はすでに還暦も近いというのに、洋服も和服もすらりと着こなしていて
実はかなりの筋肉質なのである。
一流の女優であるという自覚がさせている努力であった。

要約すればこのような文章であったと記憶しています。

どのように年を重ねていくのか、を考えた瞬間です。
美しさが売り物の商売ではない自分は、ストイックに努力をする必要はないけれど
頭脳と心も含めた健康は維持しなければならない、のは確かです。

食事とストレッチで筋肉を取り戻したとき
次のステップとして浮かんだのが「太極拳」と「ヨーガ」でした。

中国古来の武術かインドの瞑想か。

ゆっくりとした動きで、呼吸を重視する点は似ています。
ふたつをイメージしたとき、自分の求めているものは瞑想の中にあるように思えました。

inner beauty

勘違い腰痛で少しばかり不自由しましたが、いいこともありました。
レントゲンを見ながら医師がしみじみ言うことには

「実に丈夫な骨ですねぇ」
「丈夫ですか?」
「これは丈夫な骨ですよ。いいことですねぇ」
「ほら、隙間も十分あるしね・・・」

脊椎の、骨の間隔や突起の具合など解説していただきました。
めでたし、めでたし。

というのは今のところの話であって
これから本格的に突入する更年期、ゆめゆめ油断は禁物でございます。

迎え撃つべし!!