ハンズ 二

「やはり仕入先が出ないんで・・・これではどうですか」
店長らしき人は、こう言いながら違うパッケージを差し出します。

見ると4千円台で、飾っているものと同じくらいの価格です。

「どう違うのでしょーか」\

「品切れしているものとはメーカーは違いますが、品質は同程度です」
「では、さっきのものは?」
「さきほどのものは100キロまでです」

「はあ、100キロになることは・・・」
「これは300キロまで大丈夫です」

「問題がひとつありますが」
「なんでしょう??」
「子供向けの、派手な色しかないので」
・・・おいっ、子供向けで300キロってか?

「色はどーでも良いのです」
「でしたら、こちらでいかがですか。品は良いです、スポーツセンターなどでも使われています」

うまいこと言うじゃないか、お兄さん。
そ、中年は「多少の安さ」で買うのでない、品質と、「機会」であるぞよ。
寿命が残り少ないせいか、またの日なんてことになると、もう絶対来ないに違いない。
パルコにだってアルパークにだって、ライバル商品は売っているのだ!!

・・・で、早速使っています。

ハンズ 一

夫が買いたいものがあるというので、東急ハンズへ寄りました。
目的のものは見つかりませんでした。
帰ろうとしていると、思い出したように言います。

「ちょっと、これ買えば?」
以前からときどき買わせようとしているものでした。

直径55センチのボール、の入った箱をレジへ持って行き、支払おうとすると

「2千6・・・」
「えっ」

「これ、飾ってあるのと同じですか」
「いえ、違います」

「では、飾ってあるのと同じの下さい」
「あの、品切れで」
「・・・・・」
「商品が入るのがいつか判らないんで」

ここで責任者らしき人、見かねて電話してくれることになりました。
待つこと暫時。