夕顔

写真は「夕顔」の芽です。
小指の先ほどもある大きな種でした。

「夕顔」とは定着している別名で、実はヒルガオ科夜顔である、というのは知れ渡っています。
ユウガオはウリ科で、干瓢の原料。

それでも尚「夕顔」が相応しいと思えます。

花の姿を知るより前に、源氏物語のイメージで記憶されがちなせいでしょうか。
それとも「罪深い人」という花言葉に表されるように
大きく白い花が、華やかでいてどこか寂し気な風情だからでしょうか。

芽吹くまで3ヶ月余、これを長いと感じるのは
何でも3分でできあがるような気がしている私たちの時間感覚に他なりません。

人間の思惑はどこ吹く風、しっかり生きています。

近頃よく出会う女性があります。
今日も洗面所で2回、給湯室で1回。

縁がありますねー。
とはその美女の感想です。

隣室の会社の人ですが、大阪から転勤してきたとのこと。
同じ階にはアパレル会社の教育機関も入居しているので
初めの頃は間違えて理解していました。

関西から異動したにしては関西弁がないですね。
と問うてみると九州出身と判りました。

下関から西はアジアですから、という点で認識が一致。

認識といえば、夫に言われて気がついたこと。
お前さん、麒麟が好みだねぇ。