玄関

何年か前の冬に、ある慰労激励会に招かれました。
料理は美味しく話題も楽しく、特におもてなしの素晴らしさに感服致しました。

その席で主賓の奥様が、ホステス役の淑女のことを称賛したついでに
「働かなくても充分なのに働いて・・・」と。

その場をやり過ごすために、わたくしも同意を表しました。

日々明るく笑っておられる様子からはうかがい知ることの出来ない「影」の端を
部外者が暴露するのは躊躇われたからに他なりません。

お屋敷と地位と名誉と経済力。
美貌と立派な子供達が加わっては、非の打ち所がない幸せと見えます。
しかし、その一方で大変な思いもしておられます。

口にできないから、苦労なのです。

年月が経ち、主賓の奥様も苦労を背負われたであろう、と推測致します。
夫と共にある間は守り抜かねばならない、その重みは並大抵ではないでしょう。

磨かれた玄関として、その責務を全うしておられる先輩方を、見習うと致しますか。

となり


晴れて気持ちが良かったので、隣のビルの植え込みを撮らせていただきました。
管理人様、ありがとうございます。

新聞によりますと、専業主婦願望の女性が増えているそうです。
しかし、家事と子育てに疲れた人間が言っているのでなく
仕事と自らの能力に限界を覚えた逃げ込みでもないのです。

そう、就職後に結婚して辞めることを前提にした積極的な永久就職希望者が
大学生や院生に増加中ということなのでした。

少子化を憂えている人、うれしいですか。
彼女たちが立派な難関大学の学生と知っても、喜べるでしょうか。

私学と言えども教育機関は補助金を受け取っており、情報機器やその他の施設設備は
税金と無縁では有り得ません。

自分が受けた恩恵を社会に還元することなく、被扶養者となって
現在の制度では、年金の負担からも逃れる結果となるわけです。

何か変だ、と思ったのはわたくしだけでしょうか。