続 想像しないで

どーしよ?

鼻の下をちょい伸ばし加減にするとこれが駄目。
力が入ってシワの中に食い込んでしまいますの。

水辺のカバのごとく歯をむき出してみるとこれも駄目。
唇がずり上がってしまいますの。

しばらく鏡の前で悪戦苦闘を続けました。

で、思い出しました、わたくし。
そーよっ、あれなら!!

切れ切れになる前にはあやつの巨大なもので梳かしていたわけだし。
これなら絶対に間違いなし。

早速ロッカーまで取りに行き、取り出だしたるは、歯間ブラシ。
見事に絡め取ったのでありました。

してやったり!!

想像しないで

「親分、毎日面白いこと書いてちゃいけませんゼ」

何年か前に従えていた子分の科白であります。
どんなに美女でも、朝に晩にコマーシャルに出ていれば飽きられてしまう
露出には気をつけよという有りがた〜い忠告。

でもね、勝手にやってきちゃうの。
出来事の方が。

さて、今日は月に一度のメンテナンス。
頭頂の雪を溶かす、譲れない日なのでした。
思うところ有って5ヶ月間伸ばし続けた髪もカットし、足取り軽く戻ってみたら・・・。

よくあることですが顔中に、紙切れ・・いや髪切れ・・違うな・・ああん、わかってよ
とにかく切ったくずが散らばっていたのでありました。

これがなかなか取れない。
悪戦苦闘の末、さぁこれで終わりというときに目に入った・・・ら痛いよね。
目についたのが唇にへばりついている黒い筋。

真ん中に陣取って威張っております。
指でさわると口紅ばかりがはげ落ちて「その筋の方」はのさばったまんま。

どーしよ?