
買い物に出かけましたら、小雨。
雨宿りがてら紙屋町の地下街をあちらこちら歩き回ったのでございます。
こんなときはみな同じようなことを考えるのだ
と、気づくまでに十分運動不足の解消ができた次第でございます。
のどが渇き、足が痛くなった夫曰く
「どこか、座れるとこっ!!」
座れるような店はどこも人々が並んでおります。
戦時下でも災害時でもないのに列を成すのは嫌いな、キマグレ隊。
ちょうどこの時計のあるところまでたどり着いたとき
傍の大画面に映っている人がお礼を述べておりました。
近くには写真をとるなとの立て札がございます。
キマグレ隊とて、何にでも食指を動かすのではございません。
シャッターを押す指はカップを持ち上げるか
ストローをつまむのに使いたい心境なのでございますし
何しろ知らない人物にて関心もないことでございます。
その画面の背後を見たとき、妻は閃いたのでございます。
-空いているところは高いところよっ-
