スランプ その二

さぁ、あなたの目の前には美しい海が拡がっています。
足を揃え、膝に弾みをつけて両腕を延ばし

 ざ・ぶ〜〜ん・・・

飛び込みましたか?
澄んだ水の中を下へ下へと潜り、岩の影に居たアワビを捕ると
急いで海面に向かいます。
あなたは獲物を手に、口笛を吹きながら部屋に戻りました。

これに似た作業を毎日楽しく行っていたのでした。

しかしあるとき、忙しさにかまけて一週間ほども潜らないと
筋肉が少し萎えたような気がしました。

生活を変えよう!!

決断は早かったのですが、実現のためには時間が必要でした。

小さな組織の、給与を支払う立場、というのは
餓死か過労死かの、究極の選択となってしまいがちです。
いやな上司が居ないかわりに、勝手にはできない現実。

仕事の量を減らし、質を少しずつ変えていき
非建設的なものをコツコツ片づけて、食事と睡眠とを確保すると
自分を取り戻すことが出来たのでした。

スランプ その一

サイト上に日記として載せた最初は2001年8月でした。

そのときは続けて書くつもりもなかったどころか
どうしようとしているのか、何がしたいのか
自身でも理解していなかったように思います。
しかし翌年になると、沸き上がってくる感じがありました。

 続けてみよう!!

それから2年半以上、きっちり毎日こなしたのでした。
4日ほど入院もしたのですが
その時でさえ、ノートパソコンを持ち込んだり会社に戻って書いたりと
三日先まで出来ていたことがあるほど、熱心だったのです。

ところがあるときから、書き込みが止まるようになりました。
普通は題材がなくなったり、スタイルに悩むと思われますが
そこはそれ「指からでまかせ」のわたくし。

 きっかけは全く外的な要因でした。

作業で忙しいだけなら時間は工面するものの
頻繁に業者と面会し、非建設的なやりとりで鬱積してしまう心のゴミ。
ブログを生ゴミの捨て場所にするのを嫌って
「毎日でなくても良い」ことにしました。

今改めて過去の記録を追ってみると
2004年10月から2005年11月が不振だったと、はっきり解ります。

13ヶ月のうち11ヶ月はアップしていない、「欠けた日」が存在しています。