薔薇の災難

←車両の乗ったところ

そよ風に揺れる美しい薔薇。
ちょっと手を添えれば立派な被写体

電車通りにある舗道に植えられた花を撮ろうとして
枝に指をかけました。

いちま〜〜い
にま〜〜〜い

何回かシャッターを押したところで突風がっ。
Oh!  NO!!

花が弧を描いて、指のあった箇所から下がだらりと垂れました。
ごめんなさい、まず花に声をかけてから思いました。
さて、どちらに謝罪に参りましょう。

そもそも誰のモノかしら、天下の公道にある花。
下手の考え休むに似たりの言葉通り
結論が出ないまま一日二日と過ぎました。

さて、二週間経った頃、その舗道に車がまたがっていました。
通勤途中でこの事態に遭遇したわたくし。

驚いたの何の。

今は車もどけられ、踏み荒らされた花々も刈り取られました。
故に痕跡は全く無くなってしまったのですが
最初にひと枝を折ってしまった下手人は、間違いなくわたくしです。