夏休みも終盤にかかりました。
たまった宿題をやっつけるのに苦労なさっているのでしょうか。
さて、今日は自然主義の代表的作家、島崎藤村の命日です。
「夜明け前」という作品名はご存じでしょう。
教科書に載っていましたね。
その自然主義を語るとき引き合いに出されるのが新感覚派。
川端康成や横光利一の作品と比べるのが習いになっています。
ところで「視点」から比較するというレポートを垣間見ました。
木曽路は全て山の中である
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった
この二つの書き出しから、主人公の立ち位置や視点を探ろうというものです。
興味のある方は「A」、「B」でご覧になれます。
読書感想文でお困りの方はどうぞ。
これで終わりかって?
アタシゃこ難しいことはわかりません。
しかし、「雪国」のこの冒頭は素晴らしく、完璧です。
この一文のためにどれだけ練ったのか、お聞きになった方ありますか。
