逃がした魚を追う

 

昨日は現地滞在時間が三時間程度と短かったために
どこか撮り足りない気分、心残りでした。

特に池で鯉がはねた瞬間を逃した
あのときを思い出すと、悶々としてしまうのです。

カメラを手に相生橋までふらふらと出てみると
台風が通り過ぎ、行き場を失って戸惑っている雲が
夕陽に染まっています。

それっ!!

このチャンスは逃がさない。

庭も作品

足立美術館に行けば横山大観の作品に出会える、というので安来市まで。
ちょいとドライブ、というには少々遠い道のりでした。

例によって弁当持参、台風の追い風に怯えながらもたどり着きました。

「日本一の日本庭園」が売り物の私立美術館です。
手入れの行き届いた佇まいをご覧ください。

思いますに、こういう広い敷地にはどこかに櫓を建てられないものかしら。

そこここに絵を切り取ったかのような設えが実に見事なのですが
全体を見渡すことが出来ないのですね。

俯瞰して撮りたい。

そのようなわがままな願いからの一言でございます。