幻聴疑惑はどうした?

向こうに見えるは世界遺産

超人的な耳の良さのつもりが、案外幻聴かもしれないという
耳を疑うような話をしてから数日経って、夫が言います。

あのね、持って行ったらね、何でもないって。
(なんだ、心配になったのかい) 

ふ〜ん、良かったね。
それでね、部品交換するので預けて下さいって。

だって、何でもないわけでしょ。
それがね、部品注文しましたって。

どして、何でもないわけでしょ。
だけどね、乗っていても問題はないですって。

なんだ、わけわけらん。

お金持ちの企業のすることは全く理解不能でござるよ。
ま、新しくなるわけだからこの際なんでもいいし
文句は言わないと決めました。

そして夫は部品交換の後の愛車を受け取って
帰ってくるなり驚愕の事実を申し述べました。 

あのね、違ってたんだよ。 

へ?

何々、遠慮はいらぬ、子細漏らさず申せ。 

詳しく聞いてみると、最初よくわからなかったらしい。
これか、と思われる部品を手配し取りあえず取り付けてみたが、違っていた。
結局エンジン補機類のウォーターポンプに損傷があったと判明し
また後日取り付けのために預ける段取りが決まりました。

漏れてたのは水って話です。
なんてことでしょーかね。

どちらさまも感謝しなされ、地獄耳に。

ふんっっ!!
 

呼び声

秋深し\

二階から三階へオフィスを移動してそろそろ10ヶ月。
初めての秋を迎えました。
例によって音に敏感なわたくし。

い〜しや〜き いもおおおお
おいしい おいしい ヤキイモっ

と聞こえたような気がしながらもキーボードを叩き続けます。 

だってサ。
幻聴かもしんないしサ。 

耳を澄ますと静かです。
やはり、と仕事を続けていると小さい音で売り声がきこえました。

そうだ、誰かが買っていたのね。
小銭入れを持って階段へと向かいました。

通りへ出でみると軽トラックの姿はありません。
遅かったか・・・いや、やってみよう。
右へ目星をつけて裏通りへ行くと、ライトがゆっくり遠ざかっていきます。

やった〜っ。

走る、走る、オレタチ・・・達じゃないけど、200メートル全力疾走。