誰も油断はならぬ

土曜日の工事は前もってお知らせがありません。
騒音の心配がないとなると、尚更のこと。

昨日は廊下の壁の修復でした。

塗装のひび割れを綺麗にするため、通り道に薄いシートが貼られ
置かれたバケツの中に白い液体が用意されているのに気づいたのが
作業前であったことは幸運でした。

土日には希ですが、8時前に事務所に出てきたのです。
やがて、揮発性の、すぐにそれと判る臭いが漂い始め
前夜、早々に切り上げた仕事の残りを仕上げると戸外へ出ました。

三月は平日でも周辺のビルで、ドリルが何かを破つ音が盛んでした。
集中力を必要とする仕事柄、「快適でない」という表現では
少し優しすぎる気がしていましたが、こればかりは止めようもないことです。

過ぎ去るのを待つ日々でした。

新年度の端で、安心しきっていたのが不意を突かれ
軽いショックを受けながらも、遅まきの花見となったのでした。