デコボコ

手前に人物が写りり込んでいるので、ギャラリーには向きません。
が、こういうのはブログに最適でございます。

さて、右隣に紳士が脚を立てて居られました。
今年は水の映りが良くて、これを撮るといいよ。
と、教えて下さいます。

アタシはいつも水辺ばかり撮ってんのヨ。
「水際立つはなこ」を知らぬとは、アンタもぐりだネ。

と凄むのは心得違いなので、同意だけしました。 

すると、高い位置から撮るといいよ、三脚は貸してあげましょう。
なんと、親切なお言葉。\

実は夫がトランクに三脚を積んだまま出かけたのでした。
しばらく戻らないと判っていて、ミニ三脚を据えていたのですが
慣れていなさそうで、可哀相に思ったのでしょうか。

しっかり広角レンズに取り替え済みヨ。
下からでもずい〜っと撮れるんでアル、ほっといてクレ。

と言うと感じ悪いので、お礼だけ申し上げました。

そこで終わればなんてことは無いのでございます。
紳士はどうしたものか、引き続きしゃべります。
去年のように幾つもの色は無く、ライトアップだけ、だからもう終わりだと。

お引き上げでしたら勝手にドーゾ。

と言っては失礼なので
月が出るならドームの右上ですからと言ってしまいました。

雲が多いから月は出ないよ。
デジタルだったら、大きな月を貼り付ければいいよ。

はははっ、そーですね。

とだけ残して、ゆっくりとその場を離れたのでした。
デジタル画像の合成のコツなんぞ講釈されたりすれば
アタシはきっと機嫌が悪くなって睨み付けたと思うのであります。

満月の度に同じ模様の月をタンと撮ってあるゾ。
しかも色温度を変えて赤から白まで在庫はたっぷり。

調子に乗ってアタシにコンピュータの知識をひけらかすなヨ。
女はハードに弱いと思いこんでいると火傷するヨ。

第一、なんで十六夜の世界遺産に別の日の満月を貼り付けるのサ。
小細工はでぇきれぇなんだヨ。

ああ、どーしてここで江戸弁に。