五十歩百歩

先週末のぐずぐずした天候と打って変わって
晴れ晴れとした空でした。

紅葉には少し時期が早いようで、山ではなく名所旧跡を訪ねる旅。

元旦に訪れたのが初めてで、今回が二度目の柳井です。
落ち着いた軒並みの、何件かは店が開いています。

せっかくの土曜日。
もう少し商売気があっても良さそうなものの
のんびりした風情が魅力のひとつなのかも知れません。

さて、ここは不思議な造りで、一件で二つの商いをしているのです。
写っていない右半分は流行のパワーストーンを売っており
唯一、小京都とは意趣の異なる世界でした。

いつもなら亀を買うのですが混雑していたので諦めて
焼きたてのおせんべいをかじりながら歩きました。

一日一万歩を目標の夫は、腰に黍団子ならぬ万歩計をつけています。
「ここを行くと国木田独歩の資料館だけど、どうする?」
「蝋梅を見たところよねぇ」
「一度見たから、よしにするか」
「そうねぇ、ちょっと寄ったくらいでは歩数は増えないでしょうよ」

「五十歩百歩デショ」

先に茶臼山古墳を歩き回って疲れているからか
なるべく歩く、の志が怪しくなっているのがその会話に滲んできました。

夜になって、歩数を確認すると六千歩余り。
やはり。

ギャラリー
柳井
茶臼山古墳

相棒

新番組の季節ですね。
昨日から「相棒」が始まりました。
皆様、たぶんご存知でしたでしょう。

さて、第6シリーズ初回は夜8時から二時間枠で放映。
間に合うように帰るには、事務所を19時ごろ退出するのが理想です。

自宅までは車で10分かからない、お弁当も冷めないほどの距離ではありますが
基本的に毎日買い物に行く上、ワイシャツをクリーニングに出すつもりでした。

ところが余裕をもって、という目論見をはずし20分近く過ぎてしまいました。

店の前で夫が申しますに
「外で待っているから」

買い物とクリーニング店での支払いをすませ
一階駐車場に着いたのが19時35分。

「今日は早かったねぇ~」

車を降りながら口をついた一言でした。
すかさず返ってきた言葉。

「あはは、オレがついていかなかったからね」
わかってらっしゃる、流石相棒。