三段峡から錦町へ向かう山中は美しく彩られていました。
もう冬がそこまで来ています。

何処へ行っても、三脚を担いで歩く人が居て
口々に今年の紅葉の不出来を嘆いています。

ここ何年か、前年より悪いという声が続き
天候や温暖化の影響について語られているのを聞くと
人々は案外、関心を持っているものなのですね。

生活の、身近な視点に置き換えをすれば
大きな理想やべき論より世の中は動くのかも知れません。

『環境問題』と旗を振らなくても。

地の出、地の入り

ハイビジョンで、衛星「かぐや」からの映像を見ました。
皆様ご覧になりましたでしょうか。

月の地平に昇る地球は、青く輝き、神々しいものでした。
生きていて良かった、といえば大袈裟かしら。

クレーターや谷をカメラは次々と映し出していきます。
続いて三次元のアニメーションで説明があり
鮮明な映像と相まって、技術の進歩に感心して見入ったのでした。

月は、地球が熱い時に衝突によって分離したものが集まったものだとか。
地質が似通っているらしく、こんな仮説が立てられているのですが
それをこれから明らかにしようとしています。

まさか、太秦ってこたぁないよね。
照れ隠しにこんなことを言いながら、箸を持つ手が止まります。

さて、この素晴らしい企画はNHKと国のコラボレーションで
また、NASAも協力しているグローバルなものです。

番組中ではゲストコメンテーターが口々にそのロマンを語り
かつて月面に降り立った宇宙飛行士に司会者が感想を聞いたところ
「アニメーションが素晴らしい」という返事が返ってきました。

確かに日本のアニメは超一流ですが、何か??