路の途中 一

岡山県の豪渓がもうすぐそこに迫っていた。

突然ナビゲーター上から道路が消えて無くなり
眼前には工事中の砂利道が現れた。

ガタガタと揺れるのに耐え、やっと開放されたとき
素晴らしい風景に出会った。

私有地らしいので、本来は許可を得なくてはならないのだが
覗いたところ誰も居ないようだったので失礼して撮影させてもらった。

 

手招きする夫について右手に進み降りてゆくと
錦の揺れる清流があった。

嬉々とし、時を忘れそうになったのは言うまでもない。