冬来たりなば

ほんのわずかではありますが、日の入りの時刻が遅くなってきました。
毎日一分程度、ということは
二週間もすれば午後5時半ぐらいが日没ということですね。

なんだか有難い気がしてきます。

有難いといえば、年の瀬のこんな夜に
リビングでテレビを見ていられるということ。

外は、厳しい冬なのです。

とはいえ、百年に一度と言われるくらいの極寒でも
自分の意思でできることはありますよね。

日を長くすることはできない、としても。

負けるな、こんなことで!!

虹のふもと

一昨日の広島は見事な狐の嫁入りでしたね。
予想通り、相生橋から北を臨むと大きな虹が見えました。

太く、近い虹。
右半分はすぐに薄れてしまったものの
一部は長い間、空を彩っていました。

虹といえば、弧を描いた虹が出てくる映画を夕べ観ました。
黒澤明監督の八話オムニバスで、「夢」というタイトルだけに不思議な映像。
天気雨の日に、山を背景に少年が見たのは、くっきりとした半円でした。

映画の中では、虹の下に狐が居ると少年の母が言っていましたが
夫は「小人がいるんだよ」と笑っていました。

私は、そこには夢があるのだと思ったのでした。

 22日の虹