夜9時頃、東の空を見上げてごらんなさい。\r
満月を過ぎて尚明るい月と、月からそう遠くないところに
あなたは赤い火星を発見するでしょう。\r
今月の27日に再接近する火星は
7月の下旬からすでにはっきり判る大きさです。\r
あら、だからと言ってあわてないで!!
あと一月はこの天体のダイナミズムを楽しめます。\r
かつて火星には北半球に大きな海があったとか。\r
その海は「ボレアリス」と名付けられました。\r
それは40億年以前という気の遠くなるような昔の話で
大量の海水がどこへ消えたのか、というのも\
研究者の説がまとまらないようですが
水があったということは、生命体の居た可能性がありますね。\r
枯れてしまう惑星から逃げてきたある一団が\r
地球人の先祖だったのかも・・・なんて想像する\
適当な楽しみ方もあります。\r
地球に似ていて進化の速い火星は、ゆっくり進化の地球の
未来の姿であると考えられています。\r
10億年後には地球もあのように乾いてしまうなんて
とても信じがたいのですが。
