狼狽

ハンドバッグを見つけた私は心も軽く\r
駐車している車のドアに手をかけました。\r

「おい、ビックリしたぞ。」\r
「あら。」\r

「メール送っただろう。」\r
「うふふ。ハートだったでしょ。」\r

「それが、最初な、『ない』のタイトルを読んだよ。」\r
「えっ?」\r
「すごく考えた。あそことここと連絡して、こりゃー大変だと。」\r

「で、よく見たら。」\r
「うふふ。」\r
「前回に来てたメールだった。」\r

夫は一週間前に着信していたメールのタイトルを読んでいたのでした。\r
ゴ・ク・ロ・ウさん!!\r

ぢゃなかった、ごめんね。

夫、落胆

きっと、コートを持ってでるときに
「ひょいっ」と玄関の床に置いたんだワ・・・。\r

あわてて自宅へ戻りましが
ドアを開けると、そこにはありませんでした。\r

もしや、と考え直してずんずんリビングへあがっていき右手を見ると
あった、あった、ありましたっ。\r

食器棚の脚によりかかっています。\r

急いでバッグをつかむと玄関めがけ一目散。\r
エレベータの中で夫にメールを送ります。\r

キマグレ夫婦は「○フォン」なので「スカイメール」を利用。\r
わかり易いように、絵文字のハートマークをひとつだけ。\r
(「○」の代わりで「愛」ぢゃないけど、ま、いーよね。)\r

そして、送信。\r

階下の車の中で待っていた夫は送られてきたメールに気づき\r
一覧を見ました。\r

そこには「ない」の二文字が!!