宿命

この言葉を耳にし、文字が目にとまる機会が増えました。\r

寿命の半分を超して、「人生折り返し地点」を実感したら\
聞き流せない、見過ごせない、ということでしょうか。\r

広辞苑では「前世から定まっている運命」と説明されています。\r

前世などといえば、ほんとにあるかどうか疑わしいと考えて
わたくしは自分勝手な解釈を試みましょう。\r

「選べない運命」が宿命だと。\r

わたしたちはこの世に人として生まれ\
いずれ、この世から消え去る宿命ですね。\r

飲んだくれの父、病気の母、犯罪者の兄、愚連た弟妹。\r
内戦で荒れた、分断された、貧しい祖国。\r

望む環境に生まれることは、できなくても\
宿命と向き合って打ち克つことなら、できそうです。\r

自分の人生を生きてこそ、あなたの、わたしの、誇りになるはず。