贈れるもの

暖かい朝でした。\r
午後からは雨模様の予想、傘を持っておでかけくださいませ。\r

さて、突然ですが「親業コンサルタント」ってご存じですか。\r

最近知り合いになったご婦人は稼業、いえ家業がおありなのですが
余力でコンサルタント業をしておられます。\r

「好きでやってます」と仰るそのお顔が輝いて見えました。\r

子供が生まれたときから親として完成しているのでなく\r
親になっていくものなのですね。\r

あら、親業真っ最中のアナタ、余裕がないのですか。\r
それならば今の真摯な姿を、そのままお見せなさいませ。

贈るもの

さてさて、目出度くご卒業の皆様\r
ご家族の方々おめでとうございます。\r

そしてお疲れ様でした。\r

巣立つ我が子へのはなむけとして
何を贈られましたでしょうか。\r

以前に書いたのですが、わたくしは子供の頃\r
交通事故に遭いました。\r

その後独りで車道を歩けなくなり\
渡るときはかならず大人に見ていて貰う、という日が続きました。\r

ある夜、父が煙草を買ってくるよう「おつかい」を命じました。\r
6歳の娘は、夜遅いのと渡れないのとですごすご戻ってきました。\r

何度かそれを繰り返したあと
「できない」と、泣きべそ模様になって訴えると
「行ってこいっっ!!」\r
(ここで星飛雄馬の父を思い出した方います??)
と厳命が飛んだのでした。\r

意を決して煙草屋の窓口まで走り、娘は使命を果たしました。\r
このとき父親は30歳。\r

困難に直面すると娘はそのことを思い出すのです。